給水ポンプのよくあるトラブルの一つにメカニカルシールという軸封装置からの漏水があります。
給水ポンプに携わる仕事をしていて、「メカ漏れ」という言葉を聞いた事がない人はいないのでは?と言える程、よく耳にする症状です。
【メカニカルシールとは】
ポンプの封水に使用されるリング状の部品です。消耗品の為、定期点検時の点検項目に入っています。
給水ポンプを分解した様子
上図のように給水ポンプは複数の部品が組み合わさり機能しており、いずれも正常に機能させる為に必要なものです。
メカニカルシール
軸封という役割の部分です。ポンプケーシングの主軸が刺さっている部分の内側と外側で、液体の隔壁の役割を持ちます。
メカニカルシールからの漏水状況
ポンプ主軸部から吹く様に飛び散ります。
メカニカルシールからの漏水を放っておくと、ポンプ本体の腐食が進み交換部品が増える他、シャフトの方に水が回り異音が発生します。
メカニカルシールのイラスト説明と実際の漏水写真
メカニカルシールは消耗品の為、メーカーにより1年に1回の交換が推奨されております。
もしも交換前に漏水が発生してしまった場合、漏水が発生している間の水道料金も心配になりますので早急な対応が必要です。
また、そうならない為の定期的な点検が推奨されております。
このような漏水の他、給水ポンプの不具合は断水など大きなトラブルを引き起こす恐れがあります。
弊社ではお客様の快適な給水環境を維持する為、経験を積んだスタッフが点検整備を行っております。
こちらのページで給水ポンプユニット点検を紹介しております。