建物ごとに給水方式は異なり、それぞれの給水設備には適した点検・管理が必要です。
ここでは主な給水方式とその管理方法を紹介します。
複合施設・集合住宅に多い!「受水槽給水方式」
アパートやマンションのように、一度に大量の水を必要とする建物では、給水量を補う為にその建物用の貯水タンクが設置されている場合があり、これを受水槽給水方式と言います。
メーター口径制限:なし
・多くの給水量をカバーできる
・災害時や水道本管工事による断水時にタンク内の水を使うことができる
・定期的に清掃を実施し、衛生状態を保つ必要がある
・ポンプや定水位弁等の周辺機器の定期的な点検が必要
高層建築物に多い!「高置水槽給水方式」
高層階に対し、地上からの給水では水圧不足の場合、屋上の貯水タンクから重力で給水する方式を高置水槽方式と言います。
メーター口径制限:なし
・多くの給水量をカバーできる
・災害時や水道本管工事による断水時にタンク内の水を使うことができる
・定期的に清掃を実施し、衛生状態を保つ必要がある
・ポンプや定水位弁等の周辺機器の定期的な点検が必要
マンションに多い!「増圧直結給水方式」
貯水槽を設置しないことで、駐車場の増設など土地の有効活用が可能な増圧直結給水方式。
メーター口径制限:20mm以上(標準型増圧直結給水方式)
・小さなスペースで十分な給水力がある為、土地の有効活用が可能
・水を貯留しない為、衛生的な水の供給が可能
・定期的に断水を伴う点検が必要がある
・受水槽と比べ断水時に水を確保できない
受水槽、高置水槽、増圧給水ポンプはいずれも定期的に清掃や点検が必要です。
弊社ではお客様に快適な給水環境をご提供する為、経験を積んだスタッフが施工、清掃点検を実施しております。
給水設備に関することは、お気軽にご相談ください。